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ミリキタニの猫

ミリキタニの猫


BS-premiumで放送 全く予備知識無しのタイトルに惹かれて録画(1時間15分の短い作品)
ミリキタニって中東とかどこかの少年と猫の話かなぁ〜と勝手に想像していたが
始まってみればNYのホームレス日系アメリカ人画家の三力谷ツトム・ジミーさんという人のドキュメントだった。


BSシネマ「ミリキタニの猫」 <字幕スーパー> <スタンダードサイズ>

【監督】リンダ・ハッテンドーフ 【出演】ジミー・ツトム・ミリキタニ,ロジャー・シモムラ ~2006年 アメリカ ルシド・ドリーミング制作~
番組内容
ニューヨーク在住の日系人画家の数奇な半生を追ったドキュメンタリー。アメリカで生まれ、5歳で画家を志したジミー・ツトム・ミリキタニ。米国籍を持ちながら、日米開戦時に日系人収容所へと送られ、数年間の収容所生活の後、ニューヨークへと渡る。戦争、そしてアメリカ政府への反感から、市民権を捨てて路上生活者となったミリキタニの人生を丁寧にひもとくなかで、失った家族や人生を取り戻して行くさまを描く。
出演者
出演
ジミー・ツトム・ミリキタニ,ロジャー・シモムラ
監督・演出
監督
リンダ・ハッテンドーフ
音楽
音楽
ジョエル・グッドマン


冒頭から見入ってしまうドキュメンタリー独特の映像と穏やかなホームレス老人画家の優しい顔が良い。
サクラメント生まれだが純粋な日本人でルーツは広島の移民
日本に一時帰国中に戦争になり出征が嫌でアメリカに戻った。
広島に落とされた原爆で家族は姉だけとなってしまった。
アメリカ国籍だが混乱で収容所へ送られ姉とも50年生き別れに。
アメリカ人なのに日本人扱いされた不信感から一切の保証を受けないという強い意志でホームレスだったが偶然知り合ったアメリカ人女性リンダという映画監督と911テロ以降は一緒に生活する(テロの時も近くの路上で絵を描いていた。その様子も映画に収められています。)
雇用主の死で失職するまで勤勉だった彼は社会保障が受けられるが頑なに拒否
そんな侍魂バリバリの彼だがリンダが出掛ける際に「今夜は帰りは22時過ぎになる」と行って出掛けた。
「OK〜」と普通に答えていた彼だったがリンダが帰宅すると心臓に手をあて苦しそうである。
「22:30も過ぎても帰って来ないから心配だった」と。リンダが「大丈夫よ。たまには遅くなる」と言うと
「夜の外は悪い人間がいっぱいだ。危険だ」と怒っている。本当に子供が泣きそうな顔で怒っている。
路上生活で本当に危険な思いをした人の心配で優しい目が印象的だった。

あるときに新聞でミリキタニの名前で活躍する芸術家が居る事を教えられ、そこから彼の失われた人生は絡まった糸を解くように好転していく。
懐かしの友人に再会したり絵の先生にもなってみたり。
失っていた出生証明も出て来て社会保障を受ける事にも抵抗感が減ってきて部屋を持ち拾ってきた猫と生活
国からの収容所の追悼ツアーに参加し60年来のわだかまりだった気持ちも少しは楽になり自分なりの許しの心を持てたようだった。

私は日系移民の子がアメリカ軍の軍人としてアメリカの為に闘った人達と接した事もあり、そういった特集の番組も観ている。
ある時期は仕事で日本のお年寄りと接し日本軍側の話も体験談として聞かせてもらっていた。
私のお爺ちゃんも軍人で戦争中の薬莢(ライフルの弾)を子供の頃貰って現在も持っている。
どちらの立場でも悲しみしかなく戦争は良くないのは分かっているつもりであるが、ミリキタニさんの写真のVサインは本当に重みがあり心に響いた。
ピースサインと平和の願い
有名な映画なのかもしれないが私は全く知らずに観て良いドキュメンタリー映画だと思いました。
現在もご健在のようで90歳にはなられていると思う。
お目にかかるチャンスがあるならばお会いしてみたい人の一人である。


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by ya-bi-tu | 2011-10-18 21:32 |
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不言実行をモットーに掲げる童心の中年日記


by やびつ
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